2007年01月01日

新年おめでとう

クッキーちゃん、

あけまして、おめでとう。
元気かい?

パパとママは新年を新しい家で迎えたんだよ。そう、引っ越したの。今度のところは、コンドミニアムの28階、前の家より狭くなったけど、どこへ往くのも便利。銀座へも歩いて行けるほどの距離なんだよ。ビルの間から富士山が見えたりする。

前の家で、クッキーが柿の木に登っていたけど、そこからも富士山が見えた。ここでも、「クッキー、今日はいい天気で富士山が見えるよ!」って、クッキーに教えてあげたい。

それからね。カラスが窓の下を飛んでいるんだよ。カラスって、あんなに高く空を飛べるんだ。朝になると、よく、2羽のカラスが付かず離れずに飛び回って、向いのビルの屋上に降りたりしているのを見ている。

クッキーがここに居たら、きっと、部屋の端から端まで歩き回って、いろいろと確認するだろうな。

引っ越し荷物を整理していたら、クッキーの写真がたくさん出て来た。クッキーは、いつも、パパとママの心にある。

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2006年07月17日

もう一年経ってしまった

クッキーちゃん、

クッキーが天国へ旅立ってから、今日で一年。

クッキー、
パパもママもクッキーのことを片時も忘れたことはない。
元気にしているだろうね。

今でも、ニャーと、どこからか、顔を出すんじゃないか、
いつも思っている。

この間、ラナイ(サン・ルーム)で、コンクリートの上に
残っていたクッキーの小さな足跡を見付けたよ。
クッキーは家中、どこでも、好奇心を持って駆け回っていたんだ。
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2006年05月12日

クッキー、嬉しい知らせだよ

クッキー、今日は嬉しい知らせだよ。

パパの次の本の表紙は、クッキーなんだ。
そのイラストができて来たんだけど、とっても可愛い!

今、それを見せるわけには行かないけど、クッキーらしくて、
すごくいい。

クッキーがパパの車に一緒に乗っているときのことを
思い出した。ほら、等々力へ行ったとき。
あれから一年近くになるけど、あのときは
元気だったのにね。

でもね、クッキー、いつでも一緒に居るからね。
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2005年12月14日

クッキー、どうしてる?

クッキー、どうしてる?

今日、西郷洋子さんという人からメールが来た。
洋子さんは、クッキーの写真を本で見たんだって。

クッキー、覚えているだろう。
写真を何枚も撮った夏の日のことを。あの暑ーい日。
ペットインテリア」という本だったよね。

あれから、一年経って、クッキーは居なくなってしまったけど、
あの本が出て、本当に良かった。クッキーのことをたくさんの
人に見てもらえたんだから。

その人は、クッキーの写真を飾ってくれているんだって。
嬉しいよね。
今でも、クッキーのことを、このブログで知る人がいるんだよ。

クッキー、いつでも、パパたちだけでなく、誰かにも見られているんだよ。

一緒に喜ぼうね!

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2005年12月08日

クッキー、クッキー!

 クッキーちゃん、元気にしているかい?

 私たちは、相変わらずの毎日を送っているよ。

 でもね。いつもクッキーのことを想っている。
 決して忘れない。

 パパは今でも真夜中の3時か4時ごろから
 原稿を書いたりしているけど、前のように
 クッキーが横にいてくれないので、つまらない。

 今でも、外から帰ると、「クッキー、クッキー!」って
 大声で呼んでいるんだけど、聞こえる?

 いつでも一緒にいるからね。
 
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2005年10月11日

クッキーちゃんにそっくり

パリのエルメス本店のショー・ウインドウに飾られたレパートの眼が、クッキーちゃんにそっくりだった。パパもママも見とれてしまった。クッキーちゃんを思い出した。

クッキーちゃん!あれから3ヶ月近くなるけど、二人ともクッキーのことを話さない日はない。元気にしているだろうけど、そっちの生活はどう?

パパもママも、いつでも、クッキーちゃんのことを覚えているよ。
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2005年07月18日

ハラシマ・クッキー(1985-2005)へ

 何と気品のあるネコだったろう! クッキーは品位を持ち続けて生き、品位を保ちながら一生を終わった。満20歳を少し越えた夏、7月17日午前、彼女はあの世に旅立って行った。
「凛とした」という言葉があるが、これが、これほど当てはまるモノを、ほかに、私は知らない。
食欲がなくなってから、20日間も、無理に食べさせられるひき肉だけで持ちこたえていたが、最後の二日間は、口を決して開けず、どうしても食べない。すごい意志の強さだった。息を引き取るとき、全身の力を振り絞って立ち上がろうとした、最後の別れを告げようとしたのか? どこか、人の目にさらされないところに行こうとしたのか? そうした一連の‘けなげで不屈な行動’を、私たちは決して忘れない。
 クッキーほど、美しいネコはいなかった。ブルーの目、グレーがかった茶色の毛並み、愛嬌ある口元、クッキーがそこに居るだけで、部屋の空気が引き締まった。彫刻よりも絵画よりも存在感があった。それに何といっても利口だった。落ち着いていて、静かで、注意深くて、いつも、私たちをじっと見守っていた。私たちの言い争いが過ぎると、二人を諭したこともあった。
クッキー、私たちはあなたのように、生きていくよ。あなたが教えてくれた生き方を決して忘れないよ。かわいいクッキーちゃん、ありがとう! クッキー、ありがとう!
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2005年07月16日

10年前のこと

10年前のこと
 1995年ごろのわたし、10歳前後で、パパとママに甘えていたことは、今と同じ。

Cookie/mitsuko.jpg

 わたしはクッキーです。名前はどうでもいいんだけど、パパにいわせると‘いい名前’なんですって。お菓子のクッキーじゃなくて、もっと深い意味がある。英語で 「何してるの?」というとき、"What's cooking?"というでしょ、それからとっているんです。
 わたしは何処でどう生まれたのか知らないけど、生まれてすぐ、この家に来ることになった。

 1985年の夏のこと。「体の長さが12センチで手のヒラに乗ったんだよ」 とパパ。昔から猫が好きだったパパは喜んだけれど、ママのほうは猫を飼ったことがな くて、どうしていいか、分からなかったらしい。でも、それはそのときだけ。今はママもわたしのことを本当に心から可愛がってくれている。 「私、もしクッキーがいなくなったらって、そのことを考えるだけで涙が出てくるのよ」って、ママは言う。もうだいぶ前のことだけど、ノラ猫に追いかけられて 近所の二階の屋根まで逃げていって降りられなくなったことがあるの。わたしは屋根の軒下で一夜を明かしたんだけど、次の日の朝、暗いうちにパパとママが探しに来てくれた。「クッキー、クッキー」って呼びながら。
 一生のうちでこんなに嬉しかったことはなかった。
 
 それから、一生のうちで一番怖かったことは、うちの前の道で車にはねられたこと。
 わたしが道を隔てた向かいの庭で遊んでいたとき、「クッキー」とパパの呼ぶ声に夢中で飛び出してしまって、走ってきた車にはねられた。体がしびれて頭が真っ白になって何が起こったのが分からなかった。パパとママは、すぐ病院へ連れて行ってくれた。その後遺症で右足の神経が利かなくなったけど、生きていてよかった。
 
「クッキーは、あ行の魚が好きだよね」とパパは言う。そう。あゆ、いか、うなぎ、 えび、おこぜ。それからペットフードはフィリピン製のまぐろ白身がおいしいな。嫌いな魚は、さけとさんま。時々、わたしは無性に‘狩り’をしたくなるときがある。スズメ、トカゲ、それからヤモリ。くわえてきて追っかけ回していると、ママが必ず「クッキー、やめなさい!」 というの。でも、そうはいかないの。「猫は狩りが本能」。知ってる?獲物 がいないときは、自分のシッポでもいいんだから。

 朝起きたときも、外から帰ってきたときも、パパもママもわたしの名前を呼ぶ。ちょっと、うっとうしいこともあるけど、そんな時わたしは、ここで二人に会えて よかったなあ、って思う。
 で、わたしも真似して、外から部屋に入ったとき、必ず大きな声で「ニャーオ!」と呼びかけることにしているの。
 これからも3人で仲良く暮らして行きたいニャー。

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2005年07月15日

どうしても回復せず

 気分がすぐれなくなって、もうすぐ20日になる。一時は元気になったかのように見えた私だったのだが、その後、食欲は依然回復せず、パパとママは、一日二回ずつ、ひき肉を生のまま、私の口に入れてくれる。とにかく噛んでいるけど、ちっとも美味しくない。それに、相変わらず、便通はない。
 二階への行き来もままなくなってきた。
 パパは、私を獣医の豊田先生のところに連れて行った。
「目の輝きもしっかりしているし、歯にも歯石がたまっていないし、まだ、生きられますよ。大丈夫です」と先生はいうのだが、私のほうは大丈夫ではない。暗いところに行きたくなって、ソファの下などに隠れたくなっている。
 ソファやベッドの下に居ると、「クッキー、そんなところにいないで、出て来なさい」とパパにいわれている。パパは「クッキー、ぼくだちが、いつでも守ってあげるから、安心しなさい」と励ましてくれる。パパは、大切な約束以外は全部断って、私のことを見てくれているみたいだ。本当に、もしかしたら、悲しいことになるのかもしれないな、と私は思う。
 私が呼ぶと、パパはすぐに私のところへ来てくれる。そして、私の首の後をマッサージしてくれる。そうして、私は元気を取り戻す。ママは私のためにひき肉の中に寒天を刻んだものを入れたり、私の好きなカマボコを細かく切ったものを用意してくれている。
 私は、パパとママと一緒に居られて幸せだ。
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2005年07月08日

ああ、よかった

 食欲がなくなり、ぐったりと横たわって、すっかり元気を失った私。私の歳を考えてか、パパもママも万が一のことを考えたらしい。それが、パパとママの必死の努力が実を結んで、私はふたたび元気になった。

 「とにかく、栄養をつけて体力を維持させる。それしか考えることはない」パパとママは、そう話していた。
 処方せんは、牛のひき肉に小松菜を刻んだものを混ぜ合わせたお団子とオートミールに蜂蜜。それから、私の身体のマッサージだった。

 顔を合わせると、「ニャ−」と挨拶する私をみて、「よかった、よかった。これで、また何年も大丈夫」とパパ。「嬉しくて、声も出ないほどよ」とママ。

 「さあ、クッキーのために乾杯だ」とパパはマティーニを。「そんなに飲んで平気?」とママのかわりに私が心配しちゃう。

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